ワイが最近エンジニアの単価相場が上がっていて所得増も兼ねて職場を変えたのは以前書いた通りですが、エンジニアに限らない話として世間一般でもニュースになっていました。
岸田大増税政権は嫌いですが、終身雇用制は崩壊し1つの会社に長く居続けるというスタイルからワイみたいに職場を転々とするのはステップアップだという働き方・考え方=アメリカナイズされてきたのは喜ばしい事だと思います。
ググればもっと前から人材不足で単価が上がってる記事が出てきますが、6月度の派遣単価が上がっているという記事があったので日記に書くことにしました。
記事によると、派遣で平均時給2,572円らしいですね。
派遣の場合は人件費としてお金が動くので社会保険や有給も見込んで企業間の単価設定をしないと赤字になってしまうので、フリーランスの業務委託単価に直すと1.5掛けくらいはして見る感じも良いんじゃないですかね?知らんけどw
2,572円*8h*20日とすると411,520円。
411,520*1.4=576,128円。
411,520*1.7=699,584円。
派遣会社のマージンまで考えると1.5-1.7掛けくらいの単価=人月単価60-70万想定では動いてそうな気がしますが、そういう見方をすると大して上がってないのかな?という気もしますがどうなんでしょうか???
結局IT業界って何が駄目かって言うとデジタル土方と言われていたようにゼネコン構造が問題なんですよねw
元請け→2次請け→3次請けなんてザラで中抜きが蔓延っているので、問題になっているマイナンバーカードなんて某F社の名前が上がっていますが、実際に作業してるのなんて3次請け以上のペーペーの可能性が非常に高いですからねw
そもそもSIerなんてのはワイは下記のような印象しか持っていないです。
①35歳定年説を蔓延させていたように新しい技術を勉強せずにドロップアウトする人種が多い
②終身雇用制の弊害で管理職層というのはドロップアウトした使い物にならない人間が就く事が多い
③発注しても実際に作業するのは多重請け先のペーペーなので単価詐欺に合ってるようなもん
②に関しては時代の変化があって、昔はインターネットがなくて書籍だけが情報源だったので業務系ではキャリアパスとして業務知識が優先されていた傾向もあったように思いますが今ではググれば出てくる事がほとんどですからね。
ワイが今までの経験で理解出来なかったのは固定資産税のFrom-Toの間はこの法律が適用されて!という法律関係だけはググってもよく分からんかったくらいしか記憶にないですね。
①に関してはデスマーチが蔓延していて勉強する時間が無いという理由もありましたが、俺はプログラムなんて興味ない!と豪語するタイプの人間は経験上SIerでしか見たこと無い気がw
逆にスキルが高いのはやはりメガベンチャーと呼ばれる会社で、勤務時間内に勉強してスキルを高める事が認められている社風だしやはり新しい技術に貪欲で勉強し続ける人間が集まる傾向が高いと思います。
エンジニアの単価が上がってきているのは、後者のような会社が増加傾向にあって必要なのはマネージャーや製造能力のないSEじゃなくて実際に手を動かして製造する人間だというのが浸透してきているんじゃねーですかね?
CTOという役職が浸透して技術よりでプログラミングも出来る役員がいるのが当たり前になってきた事によりアメリカ的にエンジニアが評価される土台が出来てきている気がします。
昔、某N社に行った時なんて現場はプログラマーを求めているのに無能な上司がプログラムも出来ないSEを勝手に増員して現場のリーダー発狂してましたからねw
そういう感じだとワイも死んだ経験があるのですが、営業同士の横の繋がりで以前助けて貰ったからウチの案件で使ってあげるよ!みたいなノリで勝手にプログラム経験0の元◯◯屋の新人をワイに何の確認もなくアサインされて人為的デスマーチを起こされましたw
A:本当は仕様書書く立場だった人間:プロジェクト開始日に東京に逃亡
→今でも殺意を覚える
B:めっちゃ優秀
C:プログラム経験0の元◯◯屋でプログラムができないのにアサインされる
D:Cを勝手にアサインした営業
→今でも殺意を覚える
E:社長、プロジェクト開始前日にAが東京に行くという意味不明な話をワイに伝えた悪魔
しかも伝え方がプロジェクトから抜ける訳じゃない的な内容だったから、1日出張くらい好きにしてくれとしかこちらも答えられないような騙しっぷり
→今でも殺意を覚える
ワイ:本来Aの下で開発する立場だったのが仕様書作成+Cの教育・フォロー・開発もしないと納期に間に合わないデスマーチにより他界
この営業?会社?同士の横の繋がりというのがゼネコン構造が無くならない諸悪の根源だとは思うのですが
・自社の社員だけで回すなんていうのが現実問題無理
・教育コストを抑える事が出来る(ワイの例では違いますがw)
・プロジェクト終了時にリリースできる
という感じで無くす事は無理なんじゃないですかね?
教育コストというのは開発時に必要なスキルセットも案件によって異なるのでマッチする人員を派遣や業務委託で集めた方が理に叶っています。
リリースというのは開発時のみ人数が必要だけど、納品後の運用・保守フェーズには優秀な人間だけキープして不要な人材はリリースする事です。
つまり何でも出来るオールラウンダーの大谷翔平で社員を構成しているメジャーリーグ屈指のドリーム会社でも無い限り「自社の社員だけで回すなんて現実的に無理」という話に落ち着くのは変えようが無いとは思うんですよねぇ。
「この先生きのこる」のは勉強し続けれる人間だけであるのはIT業界に限った話じゃないとは思いますが、高給という噂に釣られてIT業界に入りたいという若い人がいるのであれば、日々とてつもない速さで進化していく技術に対する終わりのない勉強をしなければいけない覚悟だけは持っておいた方が良いと思うのでワイはこの業界はお奨めしませんねw
あれ?普通は苦労を知っているから自分の働いてる業界は人に奨めないのに、息子を自分の業界に奨める二世議員が多すぎね!?
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